こんにちは、ほし子です。
今回は、近年日本でも注目されつつある世界一体に良いといわれている奇跡の油「GHEE(ギー)」の作り方をご紹介します。
画像は実際に私が作ったギーです♡
ギーを知らない方のために簡単に説明すると・・・
バターから乳糖タンパク質などの不純物を取り除いた高純度のバターオイルのこと。
インドでは古くから料理の他に美容、医療などにも使われるオイルで別名「奇跡のオイル」とも呼ばれているほど。
米国の有名雑誌「TIME」誌で「世界でもっとも健康にいい食品50選」に選定された他、バターコーヒーが世界的に流行ったことにより、日本でもギーが認知されるようになった。
最近では有名YoutuberのHIKAKINさんがギーを使った目の施術の動画を出されていました。笑
そんな万能オイルであるギーですが、実はとても高級品。
ですが市販のギーが200g2000円~なのに対し、手作りしてしまえば200g4~500円で作れてしまうので、是非おうちで手作りしてみて下さい!
ギーの材料
・無塩バター 450~500g(有塩は×)
・煮沸した瓶
・濾し布
バターは量が少ないと焦げるので、最低でも450g~は用意しましょう。
バターはこだわるならグラスフェッドバターがおすすめ
グラスフェッドバターとはその名の通りgrass(牧草)fed(えさ)を与えられた牛のバター。
一般的なバターには配合飼料を与えられた牛のミルクが使われていますが、グラスフェッドの牛は広大な牧草地でのびのびと過ごし、新鮮な牧草を食べて育つため栄養価の高いバターが作られるそうです。
一般的なバターとの一番の違いは、一般的なバターは飽和脂肪酸が多く、グラスフェッドは不飽和脂肪酸が豊富であること。
・飽和脂肪酸
体内に蓄積されやすく太りやすい
・不飽和脂肪酸
消化吸収、代謝が早いため痩せやすい
なんでもグラスフェッドバターは痩せるために食べる人が多いのだとか!
ただネックなのがこのグラスフェッドバター、かなりお高めな上にどこにも売ってないのです・・・(カルディや成城石井などで一部置いてるようですがうちは田舎なのでそんな店は無い)
スーパーでは売っているのも見かけたことはありますが、どれも有塩ばかり(悲)
でもギーを作るならせっかくだからバターにもこだわりたい・・・ということで私はネットで購入しました。
ネットで買えるグラスフェッドバターは調べたかぎりでは4種類ほどしかなく、それぞれ価格を比べてみたのですがコスパの良さから今回はフォンテラ社のグラスフェッドバターにしてみました。
普通のバターよりだいぶ黄色味がかっていて、これは牧草に含まれるカロチンの黄色がバターに出ているんだそうです
ちなみにネットで買えるグラスフェッドバター4社の価格を比べてみると・・・
・フォンテラ社 450g 1250円くらい
・ウエストランド 450g 1660円くらい
・ユーリアル社 500g 3320円くらい
・国産 なかほら牧場 500g 10800円くらい
どれも送料無料で価格はこんなかんじでした。
ウエストランドは450g×2個セットで買うと1個が1260円ほどになるのでフォンテラ社とほぼ変わらなくなりますね。
フォンテラ社のグラスフェッドバターで実際にギーを作ってみましたが、濃厚なミルクの香りを感じるギーが出来上がって大満足でした。
ギーってすっきりとしたバター風味って聞いてたんですが、普通のバターと変わらないぐらいというか、むしろもっとミルク感強めな感じがして料理に使うと少量でもぐっと高級感がでて私は好きです。
もちろん無塩バターならなんでもOK! スーパーで買えるものなら四つ葉バターなどがオススメですよ
瓶を煮沸消毒する
瓶は水から火にかけて、沸騰したら5分ほど煮て画像のように乾かしておきます。
ダイソーは密閉保存できる瓶が売ってるので優秀◎
ギーの作り方
ギーの作り方は①バターをひたすら煮込む②濾して完成という、火加減さえ気を付ければ料理初心者の方でも簡単に作れてしまいます。笑
低温で煮込むので油料理が苦手な方でも安心♡
1.バターを溶かす
まずはバターを鍋にまるごと投入してから中弱火ぐらいの火加減で溶かしていきます。
冷凍バターの場合は溶かすのに時間がかかるので、冷蔵に戻しておいてください。
2.ごく弱火で煮詰めていく
バターがすべて溶けパチパチいいだしたら、ごく弱火にかけ煮詰めていきます。
この状態で約30分ほどで完成すると思います。
とにかく焦がさないようにしたいので、不安な方は限界の弱火にして水が沸騰してるみたいなグツグツ加減で煮ても大丈夫です。
無駄にかき混ぜるとギーが濁るので、あんまり触らないこと!
これはバターが溶けてすぐの鍋の様子。モコモコと泡が出てきます。
10分経ちました。
モコモコが少し落ち着き、泡の下を覗いてみると濁ったものがふよふよしています。この濁ったものが完璧になくなるまで煮ていきます。
20分経ちました。
泡の下の濁りを見てみると、だいぶ油と分離してきているのが分かります。こうなったらもう少し。
そして30分後。泡がカスのようになりました。
泡の下を覗いてみると、鍋の底が見え透き通った黄金色の油になっています。底の方に少し焦げたものがこびりついたぐらいが完成の目安。これで濾して完成です。
ここを超えて煮ると焦げた茶色いギーになってしまうので注意!
3.濾して完成
完成したギーを熱いうちに濾して容器に詰めます。
濾す布はできればちゃんとした濾し布が良いかと思います。
私は最初キッチンペーパーで濾したんですが、全然油が下に落ちてくれなくて・・・笑
最終的にお茶の葉を入れるティーパック?で濾したらうまくいきました。
黄金色の美しいギーの完成です!
寒い時期だと完成してからすぐ固まってくるので「あれ?濁ってるかも・・・」と勘違いしがちですが、不安な場合はティッシュでこよりを作り先端をギーに浸して火をつけてみてください。
スッと綺麗に燃えれば不純物が入っていない証拠です。もしパチパチと音がする場合はもう一度火にかけて不純物を飛ばすか、冷蔵庫保存にしてバターとして早めに使い切りましょう。
只今ギーを使ったレシピをまとめ中なので、少々お待ちください
ギーは純粋な脂肪分なので普通の油と同じく常温保存が可能です。
直射日光を避け、冷暗所での保存がおすすめです。
常温保存で約半年~1年もちます。
おわりに
世界一体に良いといわれる奇跡のオイル、ギーはとても高価なものですがおうちで作ればかなりお安く&簡単に作れてしまいます。
ギーはコーヒーに入れてバターコーヒーにしてみたり、バターのかわりとしてバターを使う料理に使ってみたり、マッサージやスキンケアにも使える万能オイルです。
目薬として使う方法もあるのだとか!結構勇気いりますが笑
普段日常的に摂っている油だからこそ、品質の良いものを摂りたいですよね。
気になった方は是非作ってみて下さい。